東海道宿場マップ » 藤沢宿
|
|||||||||||||||||||||
<江戸時代(天保年間[1843年])頃のようす>
街道の両側は家並みで余地は並木である。 田んぼより畑の方が多く、用水は白旗川から取っていて、飲水は堀井戸である。 農業のほか街道を往来する旅人の旅籠屋、茶店等、いろんな商人が多い。 宿場の男は藁細工・薪取り等の作業をし、女は機を織る。その他の手作業はない。 五穀以外、野菜は作っていない。 毎月一・六が付く日に市が立つ。 米の積出しは片瀬村河岸へ1里、そこから江戸ね海上24里程。 鷹を訓練するための御捉飼場(おとりかえば)がある。 宿内往還から64間程入ったところに御殿場(将軍専用の宿泊所および鷹狩場)という所がある。 宿内往還から30間程入ったところに首洗の井と呼ばれる井戸がある。 宿内往還3町半程入ったところに稗1614俵を所蔵する御蔵がある。 1里程入った大庭村には大庭三郎居城の跡がある。 四ッ谷から大山石尊道が別れ、毎年6月末から7月中旬まで、江戸をはじめ、諸国からの参拝者でにぎあう。 宿内清浄光寺は名高い藤沢遊行寺で、宝物が多く、寺の惣門前には下馬札がある。 |
|||||||||||||||||||||
|