トップ » 善光寺西街道歩きパーフェクト・ガイド » 村井宿
自動車学校の外れで国道19号から善光寺道は左へ折れ村井宿に入ります。郷原宿から一里十二町(5.1km)。洗馬から三里(10.3km)、善光寺はまだ遙か彼方です。
やがて神明宮に至り、脇に「村井番所跡」の標柱があります。享保十一年(1726)から17年間、木曽・諏訪・伊那口の出入を取締ったと言われます。詳しくは現地の案内板を読んでください。
神明宮近辺から300m程度が宿場時代の面影が残っています。ここも明治時代の二度の大火で往時の家屋ではないらしい。 村井宿は平安時代からの宿駅として発展し、宿駅伝馬制度が創設されて6年目の慶長十七年(1612)、善光寺道の宿駅となりましたが小宿場でした。文献によると「南北六丁(町と同じで約650m)余り 相対して巷をなす」と記されているとか。
村井宿の本陣、脇本陣とも格式のある門が残っています。善光寺道の各宿場では他の街道より残っています。
村井宿北の外れで右折し、300mで再び国道19号に出ます。交差点から100m程度進むと進行方向右手に、村井一里塚跡の碑と芭蕉句碑があります。この先、善光寺道は右折するので、見学を兼ね合流地点の交差点で横断しましょう。
交差点から300m程度進むと田川と並行します。天井川で田川の土手沿いは景色もよく歩道もあるので、こちらを歩くのが薦めです。写真は電線が邪魔していますが北アルプスも近くに見えます。
田川沿いに600m程度進み土手から降りて、600mで多賀神社に至ります。さらに600mで名主屋敷の中田家(松本市の重要文化財)があります。
中田家から200m程度歩くと田川を渡り、いよいよ松本宿もすぐです。この橋の手前に洗馬から4番目になる
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